タイムリーに外務省OBの著を読み中

日本人てのは戦略的思考ができない、
ということになってるらしい。

キッシンジャーはむかし大統領に
「日本人に戦略的思考をしろっつったって、そりゃ無理ですぜ」
みたいなことを進言したそうな。

70年代、世界は「車と家電をバンバン作って消費しようぜ!」
という感じだったけどその掛け声はアメリカが作った。
「何を作るか」はアメリカが決めたってことだ。

でも日本は戦艦大和を作りだしたくらいのクソ優秀なので
最高のオペレーションで効率を上げ、
先頭で掛け声をあげていたアメリカを抜かして頂点に立った。

もはや社会主義に対する防波堤としてアメリカから与えられた繁栄
きっかけに過ぎず、アメリカをイラっとさせる程に成長していたのだ。

なので冷戦が終了すると、いろんな理由で日本はアメリカから
「敵国」と定義された。武力で打ちのめす用の敵国ではなくて経済的な敵国だ。

そして経済面である意味戦争に負けた、というより脅し賺しで
日本の指導層はアメリカに骨抜きにされて金は吸い上げられ、且つ

「何を作るかは決まってて、どう作るか」という時代は過ぎ
「改めまして、何を作るか」という時代になると、
戦略的思考が苦手な日本は惨敗した

というのが今らしい。

加えて言えばコミンテルンの工作員による
地道な日本人骨抜化計画も何十年というスパンで継続中だ。

ここまで、本で読んだことの受け売りだが僕が思うに、

日本人は骨抜きにされちまったし
戦略的思考が苦手だから落ちぶれるしかないかと言えば
まぁそんなわけでもなく、自主路線の政権がでてきて
気骨のある指導者も多くなってそうすると教育なんかも変わって
日本人自身の意識が変わると、この実は社会主義国家ですみたいな枠組みも
進化というか変化できると思う。

今はもうなんか、漫画で海軍少佐がタイムスリップしてきた自衛隊に
「私もあなたも日本人だが、同じ日本人ではない」
みたいなこといってたけどそんな感じで、仕事や社会生活においては
超優秀なのに日本人としては骨抜きっていう人が多過ぎるじゃないですか。

戦後の日本史は、従米政権と自主政権が繰り返し繰り返し現れ、
自主政権は悉くアメリカと国内の従米派によって潰され短命に終わった。
なので自主政権とかいっても、こないだ鳩が潰されたように
簡単なことではないでしょうきっと。

でも僕は自分の子どもたちにはしっかり教育して
戦略的思考もできる楚々とした大和撫子に育てるんだ!
ビッチに育ったら僕たまらないよ!

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